お家で楽しむ枡の魅力

どうしても目がいくキューブな形の鈴屋のデラックスケーキを食べてみた

キューブマスとデラックスケーキ

ちょっと珍しい商品、輸入品が売っているスーパーで買い物していると
「秋篠宮紀子妃殿下が召し上がられました」というポップの言葉が目に入った。
吸い寄せられるように陳列棚に近づくと、
レトロなデザインパッケージのケーキ。最近は、シンプルなミニマルなデザインが多いなか、
デコラティブなデザイン。

ビニールやプラスチックで個装されている商品が多い中、銀紙で包まれているのも
珍しい。

商品名は、デラックスケーキ。
デラックスというわりには、手のひらサイズ。

私は日本の皇室ファンでは決してないけれど、「皇室御用達」とか「天皇陛下、皇后様も召し上がられた」とかそういう言葉にめっぽう弱い。
皇室の方々にお出しするものは、老舗の美味しいもの、もしくは新しいものであってもちゃんと氏素性のしっかりしたものに違いないという安心感を抱いてしまう。

このお菓子も「あの紀子様が召し上がられたんだ」ということで、お店が自信をもって献上されたものであると違いないということ、
そして何よりもこの形!
キューブ!
正方形のカタチをしたものにどうしても目がいってしまう。
手のひらサイズのスイーツは珍しいこともあいまって一にも二もなく購入。
150円。

家に帰って調べてみると、
和歌山を代表する老舗和菓子屋、鈴屋さんというお店のもの。
和菓子屋さんが作った洋菓子。

ジャムに白インゲン豆を使っているのが、
やはり和菓子屋さんの作るスイーツ。

スポンジカステラの間に白いんげん豆ジャムを挟み、全体をホワイトチョコでコーティング。
デラックスケーキという名前だったので、どんなケーキかと期待して開いてみると、
見た目普通。
味も普通に美味しい。

ただ、手のひらサイズよりももっと小さい指先サイズほどのチョコレート1粒300円とか、
デパ地下で売れられている有名パテシエスイーツを見慣れていると、
このデラックスケーキを見ると、一瞬インパクトの物足りなさを感じる。

なのに、なぜこれほどまでに人気なのか。


派手さもない。
奇を狙った味でも決してない。
なのに人気。

デラックスケーキは
一瞬のインパクト大の味というよりかは、じわりじわりとくる味の安定感がある。
その安定した美味しさが人気を呼んでいるのではないか。

大正13年の創業の鈴屋さん。
老舗のつくる味というのはそういう長期的な味の安定感なくしては続かない。

デラックスケーキ


また、創業の時代を知ると納得のパッケージデザイン。
ノスタルジックなデザインは、大正ロマンからきていた。
じわりと来る。

そして、一番心にじわりときたのが、
手のひらサイズのキューブのカタチをしたデラックスケーキは、
8勺枡の中にすっぽりはいるコンパクトさ。

何よりも枡と相性がいいのが嬉しいスイーツ。
大切な人へのおもてなしギフト枡、手のひらサイズのプレゼント枡を展開しているキューブマスにとっては
自分で食べるよりも、誰かとシェアしたくなるケーキ。

冒頭で素朴な味と言ったが、
次も買うか、と問われると
次もまた買いたくなる、と言わしめるスイーツ。

最後に、サイズは決してデラックスではないが、
カロリーは500キロ。
名前の通りデラックスなカロリーなので美味しさにかまけて
食べ過ぎには注意。